2010年05月08日

電子書籍による本の価値

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100503ddm012040019000c.html
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/498
http://suiseisekisuisui.blog107.fc2.com/


3年から5年あれば、
電子書籍も結構手軽に買えるようになって、
R25みたいな本が電子書籍で読めたり、
街の観光案内や美術館の解説なんかも電子書籍で代用できるようになる。

というくらいまでは、
広がるんじゃないかと思うのです。



ただ、電子書籍って味気が無いです。
こういうのって何か好きじゃない。

紙媒体は重さもあるし、
梅雨の時にホームで読んでたりすると紙がゆがんでくる事もあるし、
メモを本に書いたら確実に後が残るし、
希少な本だったりするともったいなくて読めない人も出てきたりとか、
そう使い勝手がいいとは言いにくい物なのですが、

これが電子書籍に置き換わったら、
本の価値は大きく下がってしまうと思うのですよ。

本の為に交通費払ったりとか
本の為に必死にオークションにかじりついたりとか
本の為に夜も寝ずに読み通したりとか
そういう時間や手間暇をかけるだけの情熱が無くなってしまうと。



これは
物理的に存在しているか、
限りなく存在していないか
の違いなんです。

空気をお金を出して買おうと思うか?
水をお金を出して買おうと思うか?
「感覚的に限りなくただに見える物にお金を出そうとは思わない」
これ、まず基本。

で、今やっているネットはお金をわざわざ出してまでやっていると感じているか?
ネットで様々な情報を引っ張る為にお金を出していると言い切れるか?
「ネットの為の料金は払ってるけど、情報を探したり読んだりするのは、限りなく無料の感覚で行っている」
ほぼ全ての人はそういう感覚を持っているはず



そして電子書籍
これも適度に契約などの為にお金は払う事になるけど、
ネットで情報を探している感覚に近い感じを受けると思う。
で、電子書籍はそれ以外にも、
自分が買った物が物理的な容量として認識しにくい
という現象がある。

フィギュアでもなんでも、
物を買えば棚に物が増える。
この物が増えると感じる事で、
物を買ったという気持ちになる。

ただ、電子書籍は物理的に存在すると言っても電子レベルでしか存在していない。
目で見えるのは1行文の本のタイトルや本トップデザインだけだったりする。

行が増える
アイコンが増える
これで本を買っているような感じになるのか?
そして、その本にどれだけ大事にしようと感じるのか?

このあたりのモチベーションは圧倒的に変わってくる。
それこそ、電子書籍として持っている本は、
使い捨てのような感覚にすらなってしまうんじゃないかというくらいに、
電子書籍は軽い気持ちで買える分だけ、大切な物という意識は無くなる。



子供の時に買った本を何度も何度も読み直した事があるとか、
そういう感覚に近い物がどんどん薄くなると思うから、
なんか気に入らない。

あればあったで使うとは思うけど、
私は電子書籍に愛着を持てないとは思う。
どれだけ完成度の高い本を読んでも、

電子書籍相手に愛着は持てない。




余談だけど
今のKindleとかiPadの解像度は文庫書籍よりも低い。
現在販売されているディスプレイのレベルでは文字が少し荒く見える。
自ら光を放っているディスプレイという存在を長い時間見続ける事により眼労疲労もある。
どちらが読みやすいかという事を考えたら、
まだまだ電子書籍は難しいと思うんだよね。
それ以外にも、電子書籍は画像の連続体であって、実物のようにシームレスな扱いは出来ない。
故に大体30ページくらい前のあのキャラの発言をもう一度確認しておかなければという事や、
複数のページを同時に連続で参照するという辞書的な使い方も
まだまだ難しい。
このあたりの使い方の必要性が少ない分野では電子書籍はきっと優秀なんだろうね。

旅行先で、その地域のwi-fiに接続して「この近所の地図をダウンロードします」みたいなサービスとか
美術館で自動的に展示物の説明が読めたりしたり、
そういうのは非常に欲しい。
posted by 迷い猫 at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 特ダネです(新聞屋さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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