2013年11月12日

「世界の秘密」を知る為の鍵 素数の音楽

マーカス・デュ・ソートイ著作「素数の音楽」

数学を学習した事がある人なら素数について知っていると思います
2,3,5,7,11,13・・・・と続く1とそれ以外の約数しか持っていない数字です。
で、
この本には素数の歴史と素数の秘密がどれだけ解明されているかというのが解説されていますが、

非常に驚きでした。

素数をあるパターンで計算していくと・・・円周率が求められる
 しかし、円周率がなぜ現れるのかは未解明
素数が発生パターンを上のパターンを組み込んだ計算式で解析していくと・・・量子物理学の未解決問題のパターンが現れる
 量子は独特な振動を発生させるのは物理学者に知られていたが、
 この振動がどのような仕組みで起こっているのかは未解決だった。
 素数を数学的計算のみで解析していくと、この物理学の謎の現象と全く同じパターンが現れるようになる。
 これも関連性は一切不明
素数の上のパターンからガラスの結晶構造が現れてくる
 ガラスは固体ではなく液体に近い特殊な物体、アモルファス構造なんていう風に言われています。
 固体とは違ってちょっと変則的な物体の形状なんですが、
 この構造と素数との関連性も本では指摘されています。
 ただ、素数とアモルファスとの関係も未解決問題のようです
 ※本では一言だけ。日本語で書かれたサイトもほとんど無いので、詳細不明
素数のランダム的な発生パターンは、ソリティアで勝つ確率と関連してくる
 実はソリティアで勝つ確率というのは現時点においても、どの程度の確率で勝てるのか計算出来ていないようです。
 大体15%と言われているけど、数学的に未解決なこの問題、
 これもなぜか素数と関係があると言われているようです。
 どうみても関係性が見えてこないこの2つがなぜ関連してくるのか、全く持って不明
 ※ソリティアの勝つ確率を出す事が出来れば、数学雑誌に論文が載せられるレベルの未解決問題

算数や数学で出てきた素数が、
物理・量子どころか、古典ゲームにまで関係してくる。
そして、これだけ様々な分野へ(本ではこれ以外の関係も指摘されていますし、調べると他の分野にも関係があると予測されています)関係していると言われているのにも関わらず、
なぜ関連しているのかの要素すら見つけられない。
数学的に追い詰めても、物理学などの分野で追い詰めても、全く捕まえる事が出来ない、
これだけ素数というものは、
世界を構築する為の重要な要素として存在しているらしいということが見え隠れしてくる

一般的でどこにでもいそうな主人公が、
世界の裏の裏まで解き明かす事が出来るとんでもない秘密を持っていた、
そんな小説を読んでいるような気分になりました。
しかもこれ、リアルで事実なんだよね。



数学という1つの学問には、世界の全てを解き明かす力がある。
ある者は秘密の鍵を手に入れ英雄になり、
ある者は一生を捧げて素数の悪魔に人生を奪われた。
世界のあらゆる武器を使っても未だ手が届かない“最古にして最強の問題”は、
世界の全てを統べるだけの力を秘めている。

こんな感じの壮大なノンフィクションを読んでみたいという人がいましたら、
この作品をお薦めします。
posted by 迷い猫 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 数学(神社) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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